プロ編入制度についての意見まとめのためのメモ

アンケートの締め切りは11月30日(水)です。

「試験制度」とあるのですが、必ずしも狭い意味での「試験」である必要はないと思います。一定水準以上の実力を有することが確認できれば、基本的にはプロ棋士として認めることは可能だろうということです。

まず、アマチュア女流棋士が(男性棋戦で)タイトル挑戦・優勝もしくはそれに近い成績を挙げたら、無条件で順位戦を指せるプロとしてプロ入りというのは異論のないところと思います。これまでもそういう認識はあったと思いますが、この機会に明文化しておくべきだろうと。

あとは、論点になりそうなところをいくつか挙げてみます。このほかにもいろいろあるでしょうね。

対象は誰になるのか
優秀な成績を収めたアマチュアが対象になることはもちろんですが、女流棋士奨励会員も対象とするのかどうか。
要件をどうするか
一定以上の成績を収めた人が対象になるわけですが、それをどのように決めるか。アマチュア大会の成績か、対プロ棋士の成績か、それらを複合したものか。
この制度からどのくらいの頻度でプロ棋士が誕生するようにするか
これによって制度の性格が大きく変わってきます。その際、アマチュアの対局は原則として平日は不可という日程上の制約を忘れてはいけません。
費用はどのくらいかかるか
ファンが考えることではないかもしれませんが、あまり壮大な計画は実行不可能でしょう。やるならスポンサーにとってどのような魅力があるかということを考える必要があります。
理念はどのようなものか
やはりこれは重要です。
奨励会との関係がどうなるか
上記のことと関連しますが、既存制度の上に重ねるのか並立させるのか、それとも既存制度を取り込んでいくのか。いろいろな考え方があると思います。

「どのような制度が望ましいか」という質問に対する答えはまとまらないと思いますので、どんな意見があったかを公表した上でいくつかの選択肢を示し、改めてアンケートをしてほしいです。