順位戦・名人戦棋譜速報での情報の扱い

午後、名人戦棋譜速報担当のメディア局牧野さんと棋譜・記事他の無断転載問題について協議。その後はスタッフが集まって、新ページについての打ち合わせなど。

棋譜の著作物性の話はおくとして、どういう方針になるのでしょうね。変な方に行かないよう祈りながら見ています。これについては長文を書いたのですが、そんなわけで少しだけ。

基本的な認識として、どんな戦形になったとか誰が勝ったとかを自分の言葉で表現して外部で発言したりすることは、法律的にも技術的にも規制しようがない。これは、音楽や映画などと違って少ない情報量で醍醐味を味わえるという将棋の特徴からくる性質です。ですから、中でやりとりされる情報のうちどこまでをオープンにしてどこからをクローズにするか、そういうバランスの問題だと思います。

ある程度オープンな部分を作っておけば、その分だけ外で転載しようとする動機はなくなるわけで、そういう方向で問題解決できないかなと思います。(オープンな部分を中に作るとサーバの負担が増すので、外部に転載されるのをその代替とみなすということならそれもありだとは思いますが)