奨励会三段リーグ 糸谷哲郎三段・中村太地三段がプロ入り

奨励会三段リーグ最終節の2局が本日行われ、糸谷哲郎三段と中村太地三段がそれぞれ1位・2位となり四段へ昇段、プロ入りを果たしました。上位陣の成績は以下の通りです。

三段リーグ3期目で、ここまでの2期は4位・3位と好成績を残してきた糸谷三段が貫禄の昇段。まだ17歳ということもあり、プロ入り後も活躍が期待できそうです。「前期で決まっていたようなものなので、今期昇段に特に感じるところはありませんでした」というコメントも気合いが入っています。トップの3敗でマジック1だった稲葉三段は最後の2戦を連敗して次点に転落*1。勝負所のプレッシャーが厳しかったのかもしれませんが、まだ17歳でしかも次点は確保したわけですから、今後に向けてまた前向きに取り組んでほしいですね。連勝でかわって浮上した中村太地三段も17歳。幸運でしたが、今回上がれなくてもいずれ上がっていたでしょう。若い世代の活躍が目立つ期でした。

3月10日追記:糸谷四段のコメントが今日になって訂正されていました。「前回、2度目の次点以上が確定した時点で、決まっていたようなものなので」だそうです。

なお、26歳の年齢制限にかかる津山慎悟三段と菊池隆三段は勝ち越しを果たせず退会が決まりました。水津隆義三段は最後の2戦に連勝し何とか勝ち越しを果たしました。年齢制限にかかってから5期連続勝ち越しもさることながら、今期の2勝6敗からの巻き返しはすごいですね。

*1:関係ないですが、某所を見ていたら「稲葉うわあああ」というべたな書き込みがいくつもあって思わず少し笑ってしまいました。