プロ編入試験実施案

プロ編入制度 「若手と五番勝負」案の件について、将棋世界5月号257頁の角健逸編集長の「将世三昧」で次のように触れられていました。

3月15日実施案の大枠について中間報告があった。この案を元に5月の棋士総会で決定する。

まず試験の対象者については、アマチュアの主要六大タイトル、すなわちアマ名人戦・アマ竜王戦・朝日アマ名人戦・アマ王将戦赤旗名人戦支部名人戦で過去1年間の優勝者とする案と、プロ公式戦に出場しているアマチュアで、規定の成績をみたした者という二案が示された。

実施に際しては、その片方になるのか両方になるのか、あるいは規定の成績のライン等もまだこれから詰めていくところである。

ただ、試験方法は「若手プロ5名と対局し、3勝すれば合格」という案でほぼ固まっているという。これは瀬川四段の六番勝負の結果が3勝2敗だったことと無関係ではあるまい。編入試験を実際にやってみたおかげで、このくらいが適当という線が出てきたのではないだろうか。

また現段階では何とも言えないが、女流棋士についても同様に、プロ編入試験を実施するかどうか検討するとのこと。これは瀬川六番勝負の最中に米長会長が言及していた件だ。

プロ編入制度途中経過についてではA案・B案となっていますが、この両方という可能性もあるようです。

試験方法が「若手と五番勝負」というのは間違いないようですね。これについては「若手」の選び方が問題になりそうです。たいていの若手は順位戦に参加していますから、勝ち越せるのなら順位戦で戦える実力があるという結論になると思います。フリークラスにしか入れないのであれば、フリークラスの棋士とも対戦させるべきでしょう。