名人戦契約問題についていろいろ(5)

今日は時間がないのでリンクだけです。

それから、18日発売のサンデー毎日4月30日号に「米長さん、名人戦『朝日』乗り換えは許されない!」という見出しの記事が、フラッシュ5月2日号に「名人戦奪還!朝日の謀略に将棋連盟は分裂寸断−仕掛けた米長会長直撃」という見出しの記事が出ています。

契約金の話については、名人戦・順位戦を毎日から朝日へ移籍 日本将棋連盟理事会方針の終わりの部分に追記しました。

4月18日追記

朝日新聞の記事によると、

こうした声に対し中原副会長は「3月31日までに毎日新聞に申し入れをしないと、07年度以降も現契約が自動延長されるため、ストップを申し入れた」と説明した。また毎日新聞などが主催する王将戦について「(七番勝負で3勝勝ち越した方が、香車1枚抜きで指す)『香落ち』を目玉に、より大きなタイトルに模様替えしてはどうかと提案している」とも明らかにした。

だそうです。王将戦に関する提案は、名人戦が朝日に移ることをすでに前提にして話しているのでしょうか。毎日新聞社の態度を見ていると、それ以前の問題でつまずいていて交渉に入らせてもらえていないように見えますけども。

それはともかく、今さら香落ちでもないだろうと私は思います。昔と違って現在はプロ同士の駒落ち戦は絶えて久しいので、香落ちをやるとなったら改めて序盤を研究し直さなければなりません。そんな時間があったら平手に集中してもらいたいです。

次に、さわやか日記の4月17日(月)18時06分15秒付で次のような記述があります。

名人戦が話題になっています。
誠意を尽して交渉中ですが、かかる時はデマ、風聞はつきものです。
将棋ファンの声も新聞に掲載されたりしています。
真実を語るにはまだ早すぎる。
私は背筋をピーンと伸ばしての姿勢を保ち、時には90°腰を曲げて頭を下げる。
10年後から30年後を読んでの指し手です。
ただ、理事会はもっと広報活動に努めなさいというお叱りを大阪の棋士会で言われたようです。

もしも新聞に書かれたことにデマが含まれているとしたら、すぐに訂正すべきだと思います。「真実を語るにはまだ早すぎる」というのは笑うところにしか見えません。

私の見るところでは、事態は情報戦の様相を呈しています。新聞社に情報戦で勝てる組織などほとんどありませんが、それにしても何もしなさすぎと思います。