名人戦契約問題についていろいろ(6)
昨日の記事に関しては名人戦契約問題についていろいろ(5)に追記の形で書きました。
今日の記事はこんなところです。
それから、週刊誌の記事を読んできました。確認したのは、一昨日と昨日お伝えしたとおりで、週刊現代・読売ウイークリー・サンデー毎日・フラッシュの4誌です。
週刊現代と読売ウイークリーは朝日がカネで……的な記事。サンデー毎日は見開きですが、これまでの毎日新聞の報道をまとめた感じの記事で特に新しいことはありませんでした。
フラッシュの記事は短い記事でしたが、新聞社と関係ないせいかずいぶんいろんなことが書いてありました。正しいかどうかは別として、例えば次のようなことは初めて出てきたと思います。
- 毎日新聞社は日本将棋連盟と朝日新聞社の動きを全く察知していなかった。(毎日新聞関係者)
- 理事の中にも今回の動きを知らされていなかった人がいたらしい。
- 谷川浩司九段などの一部の有力棋士には、毎日新聞社に納得してもらう形で朝日に移すという話が事前に伝えられていた。
- 名人戦協賛の大和証券グループにも伝えられていた。
- 名人戦が朝日に移ることになった場合は読売新聞社は竜王戦から撤退する意向を持っているらしい。(中堅棋士)
特に最後の話などは伝聞に伝聞が重なっているので本当かどうかは怪しいと思いますが。
最後に、忘れていましたが、この話題は週刊将棋4月19日号でも触れられていました。といってもごく小さな扱いで、新聞記事などですでに明らかになっている事実関係を繰り返しているだけです。週刊将棋の販売元の毎日コミュニケーションズと毎日新聞社との関係は気になっているのですが、毎日オークションによると1973年に毎日新聞社の子会社として設立されたものの、毎日コミュニケーションズ - Wikipediaによると現在「毎日新聞社の持株比率は10%を割っており、資本的なつながりは薄い」となっています。ただ、取引関係のつながりはだいぶあるようなので、無関係とも言えず微妙なところです。