将棋ニュースプラスの「将棋列伝」であの香落ち戦の解説

今週も将棋ニュースプラスが配信されています。今週の新企画は「将棋列伝」の新章。森下卓九段が昔の将棋を解説するようです。

今週の棋譜は、1956年の王将戦第4局。升田幸三王将が大山康晴名人に3連勝して香落ちに指し込むという「名人に香車を引いた」対局です。当時の王将戦七番勝負の売りがこの「三番手直り指し込み制」で、タイトル防衛・奪取が確定した後も全七局を行い途中で星の差が3つに開いたら香落ちになるという、ある意味で過酷な制度でした。現在も文面上はこの制度は残されていると聞きましたが、この王将戦も含めてプロ棋士同士の駒落ち戦が公式に行われることは現在ではありません。