受け継がれる「焼き魚定食」

大阪・福島にある「更科」は何の変哲もない大衆食堂。だが、将棋ファンには、29歳で亡くなった伝説の棋士村山聖(さとし)九段の行きつけの店として有名だ。同じ広島出身の山崎隆之六段(24)も修業時代から通った。「焼き魚定食」は尊敬する兄弟子が好きだったメニューでもある。

山九段の「疲れ切ったように、壁に身を預ける姿」を思い浮かべると、『聖の青春』で描かれたすごさと悲しさが改めてよみがえってくるような気がします。

豪華メンバーで討論会

将棋界の未来  投稿者: 米長邦雄  投稿日: 5月10日(火)12時48分33秒

5月8日の夜は熱い会議だったようです。

森下、島両君の呼びかけによる討論会。
20名を超す棋士が集まりましたが、森内、羽生、佐藤のタイトルホルダーが来たそうです。
新聞社もバリバリの将棋担当が3名。
「将棋界の未来について語る」
どうも話の様子を聞くと、新聞社の人は実情を良く知っていて、20代の棋士から30代前半までの危機意識はほぼ一致しているようです。
新聞の再販制度についての質問をしたというから、やっぱり羽生君だけのことはある。
「その時は将棋欄は無くなることになります」
確かにその答えは正しいと思いますが、新聞社そのものの存在に影響するというのがより正確でしょう。

瀬川さんの問題も含めて熱い会議との報告。
これからの棋士の在り方、生き方について皆が真剣に考えている。
やっぱり普及第一主義の原点が大切ということになってきたようです。 将棋界は開かれた、明るい未来があると確信しました。

新聞の再販制度へ言及されたということが新しいですね。将棋界は新聞業界に完全に依存しているので、現在のままでは新聞業界が斜陽になったときに道連れとなります。新聞社が将棋欄を不採算部門と考えているのであれば、業績不振で収益性向上の必要に迫られたとき優先的に切り捨てられてしまうでしょう。

そういう危機感を覚えたとき、どうすればいいのか。私も考えていることはありますが、最近は忙しくてなかなか書く時間がとれません。

相手が早指ししてきたら

田村五段とは二度目の対戦。田村五段は早指しで有名です。早指しに惑わされないように自分のペースで指そうと思っていたのですがいざ始まってみると、こちらも早指しになってしまいました。こうなると止まりません。終局は午前11時41分、消費時間は61分でした。

*1 時折見られる両者が早指しする対局は、意地の張り合いで長考できなくなっているのかと思っていたのですが、自然に指そうと思っていても早指しになってしまうこともあるのですね。

持ち時間を何時間も使う対局をしたことがないので、そのあたりの感覚がわかりません。

*1:上の引用中に含まれる絵文字を句点で置き換えました。

羽生善治データベース

谷川浩司 将棋データベースに続く、棋士個人を扱ったデータベースサイト。羽生善治四冠は全集が出ていないので、データ収集が大変だったのではないかと思います。細かいデータまで完備されているので、つぶさに見ていくといろいろと面白いかもしれませんね。

はてなRSS

ベータ版の提供が始まったそうです。時間ができたら少しずつ使い勝手を試してみて、使えそうなら本格的に公開していくかもしれません。

BlogLinesも試したのですが、今ひとつ使いにくくて本格利用に至りませんでした。

三浦-羽生で持将棋

昨日の棋聖戦挑戦者決定戦は、とても予定調和的というか、将棋というのは羽生が勝つようにできているんだみたいな感想を抱いてしまいました。

持将棋が成立した局面を記録しておきます。