『将棋ガイドブック』基本ルール

今日は駒の初期配置について。

3、駒を初型に配置

対局する両者は前もって決まっている手合割り(後述)によって、各自の駒を規定のマス目の中に駒の五角形のとがった部分を相手陣に向け、表を上面にして双方の区別がつくようにその時の対局に使用されるすべての駒を配置し、その駒で対局を開始する。

「規定のマス目の中」という部分の「規定」が何を指すのか今ひとつはっきりしませんが、意味はわかるのでこだわりません。ほかにも五角形はどの角もとがっているのではとかつっこみどころはありますが、まあどう書いてあっても影響はなさそうです。

この規定に関して次のような「基本図」が掲げられていますが、文中ではこの図への言及は全くありません。もちろんこれはは平手での初形です。しかし文中での言及がないということは、この図は補足的なものに過ぎず、ルールの解釈に直接的に影響を与えるものではないと考えるべきでしょう。これ以降も図がいくつかありますが、文中での言及は同様に皆無です。

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+

v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香
・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・
v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩v歩
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩 歩
・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・
香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香
+---------------------------+
先手の持駒:なし
*基本図は駒を並べた形

この後もしばらくは言われなくても分かってるよという記述が続きます。