将棋ガイドブック

『将棋ガイドブック』基本ルール 駒の帰属・指し手の完了

11、駒の帰属(どちら側の駒か) マス目に配置された駒の内、五角形のとがった部分が相手陣に向いている駒と自分側の持駒が自分側の駒で、それ以外は相手側の駒である。 一方の駒がマス目上を動いても打たれてもその駒の帰属は変わらない。また取って持駒…

『将棋ガイドブック』基本ルール 取る・成る

第9条・10条は駒の取り・成りについて。 9、取る 前述した『8の一』の行為で移動先のマス目に相手の駒が存在していた場合、相手の駒を自分の持駒として帰属させ、移動先のマス目は動かした自分の駒だけで占めることを“取る”という。 この場合取った駒は、…

『将棋ガイドブック』基本ルール 指し手の種類

第8条は指し手の種類についてです。 8、指し手の種類 左記の行為を、一手指したとみなす。 一、マス目上の自分の駒の内一枚を別のマス目に移動させる。 二、自分の持駒の内一枚を任意のマス目に自分の駒としての向きで表を上面として置くこと(これを“打つ”…

『将棋ガイドブック』基本ルール 指し手

6、駒の動きと性質 マス目上の駒は、その時点で上面になっている方に書かれている文字の駒の動きのみが可能となる。 7、指し手 対局する両者が、手合割に従って自分側の駒を一回(以後一手という)ずつ交互に動かし合うことを“指し手”という。 対局中の指…

『将棋ガイドブック』駒の存在

4、駒の存在とその空間 対局中、駒は将棋盤の9×九、八十一あるマス目の空間と、双方の二ヵ所の持駒の空間(駒台)を逸脱できない。 5、各空間の駒の存在数 盤面の各一マスの空間には、相手と自分を問わず、二枚以上の駒は同時に存在できない。 また持駒の…

『将棋ガイドブック』基本ルール

今日は駒の初期配置について。 3、駒を初型に配置 対局する両者は前もって決まっている手合割り(後述)によって、各自の駒を規定のマス目の中に駒の五角形のとがった部分を相手陣に向け、表を上面にして双方の区別がつくようにその時の対局に使用されるす…

『将棋ガイドブック』基本ルール

今日は対局および対局者について。 1、対局 将棋は相手の玉を相手より一手でも早く詰ますことを目的として競技開始から終局までの間、盤に向かい合う両者のみの技量を盤上で争うものであり、“終局”までの間、指し手を進めることを「対局」という。 2、対局…

『将棋ガイドブック』総則

この本の第一章から第五章までの内容は将棋世界平成5年年1月号の付録として発行された「'93年版 将棋ルールブック」(堀口弘治六段著)を下敷きにしています。この付録が今手元にないため確認できませんが、乏しい記憶をたどる限りでは内容はそれほど変更さ…

『将棋ガイドブック』 まえがき

将棋ガイドブック(isbn:4819700804)というカテゴリを作ってみました。少しずつ内容を見ていきたいと思います。目次は11月19日を参照下さい。まず全体を通しての感想から。この本は個人で買う性格の本ではありません。将棋道場に一冊、将棋部の部室に一冊、…

将棋ガイドブック

『将棋ガイドブック』を買ってきました。ある棋士の日常11月18日分にはこのように書かれています。 昨日の11月17日発行で、日本将棋連盟公式「将棋ガイドブック」が発売された。1400円+税。 用具、ルール、棋譜表記方法、大会運営、プロ棋士対局規定、歴史、…