順位戦B1は加藤一二三九段が降級、B2は行方尚史六段が2敗目
今日は順位戦B級1組とB級2組のラス前一斉対局が行われました。
B級1組(2名昇級、2名降級)はすでに深浦康市七段が昇級を決めていますが、もう一人の昇級争いもいよいよ絞られてきました。可能性があるのは以下の4名。最終戦に▲阿部△高橋戦が組まれているのがどう影響するでしょうか。
一方、残留争いの方は、加藤一二三九段が敗れて降級が決定してしまいました。寂しい限りです。そして、もう一つの降級枠は最終戦で中村修八段と神谷広志七段の直接対決で決着することになりました。熱い勝負になりますね。
B級2組(2名昇級、4名降級点)はトップの行方尚史六段が敗れ、混沌としてきました。可能性があるのは以下の7名。貯金のあった行方六段はまだ自力圏内ですが、2位だった泉七段は今日の1敗が痛いですね。かわって自力圏内に入ったのは、B2一年目の堀口一史座六段。昇級が有力視されていた2名がそのまま抜けるのか、今期降級点を消して勢いに乗る脇八段にチャンスが巡ってくるか注目です。
- 7勝2敗(05) 行方尚史六段
- 7勝2敗(19) 堀口一史座六段
- 7勝2敗(22) 脇謙二八段
- 6勝3敗(02) 畠山鎮六段
- 6勝3敗(06) 泉正樹七段
- 6勝3敗(05) 木村一基七段
- 6勝3敗(10) 畠山成幸七段
一方、降級点争いの方はまず小野八段が確定しました。残り3つですが、富岡八段は非常に苦しい。あとは、最終戦で下位同士の直接対決がないので、3勝では降級点を逃れられるかどうかわかりません。