棋王戦第3局、谷川浩司王位が勝って奪取に王手

本日行われた棋王戦五番勝負第3局▲谷川浩司王位 対△丸山忠久棋王の対局は、103手で先手の勝ちでした。棋譜中国新聞社 第29期 棋王戦のページでご覧になれます。

横歩取り8五飛戦法から先手は6八玉3八銀型で3筋からすばやく戦いを起こす形。先手が先に桂得するかわりに、後手は馬を作り、先手の飛車を追いつめました。しかし、そこで先手の▲3三歩 ▲2三歩 とたたきが2本入って攻めの形ができたのが大きく、角を8三に成り込んで寄せの挟撃形が完成してしまいました。個人的には75手目の▲7七桂が印象に残りました。

これで谷川王位の2勝1敗となり、あと1勝で棋王位を奪取できる位置につけました。第4局は少し間が空いて3月20日(土)に行われます。

中継体制をメモ。

私はちゃんと棋譜を更新さえしてくれればそれほど多くは必要ないとは思っているのですが、肝心の棋譜速報も重い上に更新ペースも遅かったですし、さすがにもう少し何かほしいと感じます。記者が現地に詰めているのなら、長考中に控え室の状況を記事にしたりできないでしょうか。まあ、将棋に力を入れなければならないという決まりもないのですけどね。

そうそう、中継のときはテキスト形式の棋譜も必須にしてほしいです。>誰

関係ないですが、今回の棋譜再生の駒音は何でしょうか。昔のゲームのような安っぽさですが、妙に耳に残ります。