女流王将戦、中井広恵女流二冠が防衛

本日行われた女流王将戦第4局▲中井広恵女流二冠 対△石橋幸緒女流三段の対局は、97手で先手勝ちでした。棋譜や写真などは第26期女流王将戦五番勝負第4局のページでご覧になれます。

戦形は後手一手損角換わりからの相腰掛け銀でした。そこから先手は4五の位を取り、角を4六に据え、3五で歩交換をします。5月7日の朝日オープン第4局と同じ進行ですね。その将棋では先手が▲8六銀から▲7五歩と攻める形でしたが、この将棋では先手は▲3六金から2筋の継ぎ歩で攻めました。後手も反撃しますが、その攻めを先手に逆用され苦しい展開。先手は後手の飛を取っての打ち込みが厳しく、受けのない形となりました。

これで中井女流二冠は3勝1敗とし、通算4期目の女流王将位防衛を決めました。

第3局に続いてこの対局も女流棋士会のサイトで中継が行われました。前局よりさらに充実しており、私としては十分な内容だと思います。