名人戦第6局1日目、戦形は相矢倉に

本日から明日にかけて行われる名人戦第6局▲森内俊之竜王 対△羽生善治名人の対局は1日目が終了しました。

戦形は相矢倉▲3七銀戦法。立会人が加藤一二三九段ということも関係あるのかどうかわかりませんが、最近多い▲4六銀型ではなく、加藤流と呼ばれる形に進みました。封じ手の局面は1995年の王将戦第4局▲谷川△羽生戦と同一です(七冠独占が阻止されたシリーズですね)。その将棋ではここから▲2五歩△同銀▲2六歩△3六銀▲1四歩から先手が優勢になりました(結果は後手の逆転勝ち)。衛星放送での島朗八段の解説によれば、△2五同桂なら難しい戦いだろうということです。それから、封じ手予想としては▲4六歩の合わせも考えられ、渡辺明五段は「▲4六歩だと思います」とのことです。定跡形とはいえ最近は実戦例の少ない形で両者はどの程度研究しているものなのか、明日の展開が気になります。