棋聖戦、佐藤康光棋聖が2連勝

本日行われた棋聖戦第2局▲佐藤康光棋聖 対△森内俊之三冠の対局は、千日手指し直しの末、92手で佐藤棋聖の勝ちでした。棋譜産経将棋Webでご覧になれます。

戦形は後手が中飛車から四間飛車への転換する相穴熊。最近時折見かける形です。そこから、意外に早く飛車交換となり後手が駒損ながら一手早く先手玉に迫り、先手は穴熊ならではの千日手で逃れる格好となりました。

手番を入れ替えての指し直しは、後手一手損角換わり。先手の棒銀に後手は飛を4筋に振り、対して先手は銀を3七に引いて飛を8筋へ転換する作戦を採りました。以下、左辺で戦いとなりますが、模様を張った分玉形の整備が遅れた先手が大勢に遅れる展開となり、対してうまく馬を引きつけて堅い守りとなった後手が、先手の攻めを受けきって勝ちとなりました。

これで佐藤棋聖が2連勝。防衛まであと1勝としました。第3局は7月7日(水)に行われます。