将棋NENKAN 1.0

気付いていなかったのですが、将棋年鑑CD-ROMが今年から少し変わることになったのですね。2004年版は12月1日にダウンロード発売開始予定だそうです。

今年から将棋年鑑CD-ROMの棋譜管理ソフト部分を独立して売るようになりました。その名も「将棋NENKAN」。って口に出して言うと混乱しそうですが(笑)。ここで注目したいのは、その価格です。「将棋NENKAN」が2,100円。そして毎年の棋譜データも2,100円のダウンロード販売となっています(CD-ROM版は2,940円+送料)。従来は両方合わせて買うしかなく、その価格も7,000円台だったので、かなりの値下げですね。特に毎年購入する人にとっては負担は3割以下になります。値頃と言っていいのではないでしょうか。

今後要望したいのは、「将棋NENKAN」の使い勝手を改善することです。まあ、他の棋譜管理ソフトの形式へのコンバータを自作する方が早いのかもしれませんけれども。

価格が下がったことで、より多くの人が棋譜データを購入するようになると期待されます。そうなるとより多様な要望が出てくるでしょうね。ポイント解説はなくてもいいので、プロの全局のデータを購入できるようにすれば、さらに人気が出るのではないでしょうか。日本将棋連盟内部では全ての棋譜がコンピュータに入力されてデータベースとして利用されているという話ですから、技術的には容易なことではないかと思います。

さらに話を広げれば、自分なりにカスタマイズした棋譜集をダウンロードできるといいですね。ウェブ上に無料で検索できるページを用意しておいて、棋譜を見るのは有料という形にしておくわけです。お気に入りの棋士棋譜をまとめてダウンロードとか、興味ある戦形の棋譜をまとめてダウンロードとか、できれば便利なのにと思うことは多々あります。