順位戦C級1組、山崎隆之六段が1敗を維持

昨日一斉に行われた順位戦C級1組9回戦で、山崎隆之六段が勝ち、8勝1敗。単独トップを維持しました。また、自力昇級圏内に残れるかどうかを賭けた飯塚祐紀六段対中田功六段の対局は飯塚六段の勝ちでした。最終局は3月8日に行われます。

昇級争いは以下のようになっています。(昇級2名、降級点6名。かっこ内は前年度の順位)

渡辺竜王は3敗で厳しい位置。病み上がりの宮田五段は復帰後全勝と素晴らしい活躍ながら、勝又五段に与えた不戦勝の星が痛すぎる状況になってきました。

自力圏内は山崎六段と飯塚六段の2名。しかし、いずれも勝ちが必須でしょう。キャンセル待ちにもチャンスは十分にありそうです。

他方、降級点争いは以下のようになっています。(*は前年度までに降級点を取っていることを示す。)

  • 22. 3勝6敗(09) 石川陽生六段
  • 22. 3勝6敗(10) 長沼洋六段
  • 23. 3勝6敗(18) 淡路仁茂九段*
  • 24. 3勝6敗(22) 児玉孝一七段*
  • 25. 2勝7敗(01) 石田和雄九段
  • 26. 2勝7敗(17) 真部一男八段*
  • 27. 2勝7敗(23) 西村一義九段*(降級)
  • 28. 2勝7敗(25) 窪田義行五段(降級点)
  • 29. 2勝7敗(27) 千葉幸生五段(降級点)
  • 30. 1勝8敗(29) 有吉道夫九段*(降級)

長沼六段以下の9名は全員9回戦で負けているというのが象徴的です。下位の4名は降級点が確定。すでに降級点を持っていた西村九段と有吉九段はC級2組へ降級となります。

残りの降級点は2つ。順位の関係で石田九段は勝てば逃れられそうですが、真部八段は勝っても厳しい状況です。