週刊将棋で「瀬川晶司アマの『プロ入り問題』」特集

週刊将棋2月23日号で「緊急特集・瀬川晶司アマの『プロ入り問題』」という特集が2ページにわたって組まれました。この問題に関して、週刊将棋は「ご意見をお聞かせ下さい」と意見募集を行っています。読者の方で意見・感想などのある方はメールを送ってみてはいかがでしょうか。(「件名は『瀬川問題』でお願いします。」とのことですのでご注意下さい。)

この記事の概要については、瀬川晶司氏プロ入り希望問題リンク集にて追って記していく予定です。

個人的に気になったのは、編集部が書いた部分にある次のような文章です。

プロ棋士四段になるには決められた年齢内に奨励会を卒業する――。これが現行制度の大原則。例外を認めないことで、プロの権威は保たれている。

必ずしも編集部としての主張というわけではないのかもしれませんが、私はこのような見方は違うのではないかと考えています。制度によってしか保たれない権威は、単なる既得権でしかありません。プロの権威が存在するのは、プロが結果で実力を見せつけているからではないでしょうか。それは将棋界に限ったことではありません。

逆に言うと、アマプロ戦でプロが負けたことで、プロの権威にはすでに傷が付いていることになります。アマとプロの垣根が高く、プロの生活がある程度保証されているという将棋界の事情は、その傾向を強めるものです。