将棋駒の置物で交通安全を祈願

松村さんは九十二歳。日ごろから趣味として自宅の工房で木工などの彫り物をしている。今回は高齢者事故を一件でもなくしたいとの願いを込めて、高さ四十二センチ、横三十五センチの将棋の駒を作った。

樹齢三百年以上あるケヤキの木を使い、かんながけやニス塗りまで約二週間ほどかけた。表面には黒字で王将、裏面には朱色で交通安全と彫られている。

この年齢になっても元気に作業を行えるのは家族の方にとっても頼もしいでしょうね。ちなみに、この方は自動車の運転はしないそうです。やはり飛や角のような足の速い駒よりも、王将のように着実な動きを見せる駒の方が交通安全にふさわしいですね。