武者野vs米長訴訟、明日第1回弁論

いろいろあったせいで忘れられがちな「武者野vs米長訴訟」。武者野勝巳六段の訴訟に関する一問一答によれば、明日が第1回弁論だそうです。

この間、米長邦雄永世棋聖の側からはこの訴訟について特にコメントはありませんでしたが、武者野勝巳六段のマリオの雑記帳では関連する言及があったので、そのうちのいくつかを取り上げてみます。

まず、5月21日(土)付から。

著作権侵害の時効である3年を目前にして、泣き寝入りか、提訴か迷っている私に友人の出版プロデューサー高須基仁は「武者さん、男には泣き寝入りという選択手はないんだよ」この一言が私の人生を変えたかも知れない。

(中略)

「乗りかかった船だから」と今回の訴訟のマスコミ対策を一手に引き受けてくれた。

と、出版プロデューサーの高須基仁氏がこの裁判に深く関わっていることを明かしています。

junma-ngさんから、18日発売の月刊誌「サイゾー」で高須氏の連載記事があるというコメントをいただいたので、書店で立ち読みしてきました。この訴訟について直接触れた部分はほとんどありませんでしたが、何か確執があるらしきことはわかりました。

次に、5月25日(水)付から。

高須「ところでウチ(モッツ出版)に書いてくれると言っていた訴訟の顛末記、あれ超一流出版社がすぐに出したいって言ってるんですが、話進めちゃっていいですか?」

マリオ「弁護士さんが裁判中は余計なこと言うな書くな…って言ってますが」

弁護士さんの言うことが正しいと思います。個人的には、この訴訟についての本を出しても売れるとは思えませんが。

続いて、5月27日(金)付から。

米長邦雄の将棋セミナー(サクセス発売・Xbox版)も、(株)棋泉が制作発売した米長邦雄の将棋セミナー21に酷似している」との情報が複数寄せられたので、自分で確認するための買い物。

私も武者野勝巳六段が資料を拡充などでこのソフトについて触れています。訴訟を提起する前の段階で存在を知らなかったのだとしたら、調査不足といわれても仕方ないと思います。Googleで「将棋セミナー」と検索するだけで簡単に情報が見つかるのですから。

最後に、言いたい放題のエントリーにリンクを張っておきます。ポイントが詳しく書かれていますので、関心のある方は順を追って読んでいくと論点の整理になるのではないかと思います。(第三者の立場からは事実関係が不明な点が多数あるという限界はありますが。)