竜王戦の中継は http://www.ryuoh.jp/ で

本日更新された米長邦雄ホームページによると「今年度から七番勝負のインターネット中継は日本将棋連盟読売新聞社との共催になりました。コンテンツは共同制作という意味です。」ということです。七番勝負以外の竜王戦対局はどうなるのかよくわかりません。

そして、今期の七番勝負でのインターネット中継は次のような方針で行われるそうです。

○今期は無難を宗とせよ

  • 今期は全て無料です。有料ではありません。
  • 無料でどこまでサービス出来るかを知りたい。
  • 有料なら会費はいくらが妥当かを知りたい
  • 有料ならどんなサービスを求めているかを知りたい
  • どうしてもIT担当者は質の高いサービスをしたがります
  • 「君、それは来期からだ。氣持ちは分る。サーバー、ソフトを初め、その姿勢は理解するから、今年は新しいことはやるな。サービスの質と量、経済効果や普及についての判断は一年後じっくりと考えよう」

結局、まだほとんど何も決まっていないということみたいですね。無料でサービスすることでどうやって「会費はいくらが妥当か」とかがわかるのかよくわかりませんが、順位戦中継のスタッフにでも尋ねた方が早いような気もします。

で、今回の七番勝負では「サーバー、ソフトも今年限りは今まで通り」とのことです。つまり、竜王戦倶楽部http://www.ryuoh.jp/)でやるということですね。21日には日本将棋連盟今後1週間の予定からもリンクが張られましたし、渡辺明ブログ:明日、移動日。でも「竜王戦倶楽部にて中継があります。無料で棋譜が見れます。」とあることからも、間違いないと思われます。(日本将棋連盟トップページからリンクが張られていないのが気がかりですが。)

ただ、米長邦雄永世棋聖は「現存の「竜王戦倶楽部」については日本将棋連盟は全く関係ないことを確認してあります」と述べているので、ひょっとすると http://www.ryuoh.jp/ で中継が行われるが、これは竜王戦倶楽部によるものではないということなのかもしれません。現在、ryuoh.jpドメインの党力者は「駒音コーポレーション株式会社」となっていますが*1竜王戦倶楽部の後継サービスがこのドメインをも引き継ぐということもあるのかもしれませんね。

*1:現在は「株式会社棋泉」に商号変更したはずなので、登録者名を変更していないのは手続き的に問題があると思います。