瀬川晶司四段関連の記事追加

某巨大掲示板を見ていたら見落としていた記事があったことに気付いたので、プロ編入試験第5局、瀬川晶司氏が勝ってプロ入り決定にリンクを追加しました。追加したのは以下の2つです。

実は今年に入ってから報知新聞を参照するのをずっと忘れていました。最近は記事などを探すのも各種検索などに頼っているのですが、報知新聞が検索で引っかからないためその存在を失念していたのでした。今後はhttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/conts412.htmをときどき見るようにしたいと思います。

報知新聞の記事にはほかで書いていないことも書いてありました。「支えてくれた母、そして恋人にささげるプロ切符でもあった。「結婚するならプロにならない方が…。200万じゃ食っていけない」。生活するには勝っていくしかない。」とあるように、対局料だけで生活していくのは厳しいのがフリークラスです。そのような状況を知って、瀬川晶司四段の勤務先のワイイーシーソリューションズの社長は次のように話したそうです。

一方、夢をかなえたサラリーマンに、会社側は異例中の異例となる“ご褒美プラン”を用意。磯貝敏雄社長は「本人の意思を尊重した上で、会社としてできるだけのことはしたい」と話し、瀬川さんが対局優先で、仕事も継続できるように配慮する考えを明かした。同社長は、仮に二足のわらじが認められない場合の私見として、スポンサー契約などの支援案も示すなど、“サラリーマン兼業プロ棋士”誕生に向けてGOサインを出した。

プロ棋士には公式戦対局の義務がありますが、それに反しない限り兼業は可能です。というよりも、対局料だけで生活していけなければ兼業するしかないわけです。フリークラス制度が創設されたときにも、何らかの理由で兼業したい棋士がフリークラスに転出することは想定されていました。その趣旨からすれば、瀬川四段が兼業したとしても特に不自然なことはありません。そろそろ兼業棋士としてのフリークラスを真剣に考える時期にさしかかっていると思います。

とはいえ、現時点で瀬川四段は兼業する意思はないということです。今回、瀬川四段はかなり名前が売れましたから対局以外にも指導とか執筆とかの仕事が入ってくることが期待でき、そういう意味では生活していけるのではないかと思います。