日本将棋連盟がプロ編入試験制度に関して意見募集

日本将棋連盟で発足したプロ試験制度検討委員会が「プロ編入試験制度のアンケート」募集を開始しました。締め切りは11月30日(水)です。

先日行われた「瀬川氏のプロ編入試験」にて、 瀬川晶司氏が3勝2敗の成績で、フリークラスへの編入を決めました。 但し、この件につきましてはあくまで特例扱いとし、今回「プロ試験制度検討委員会」を発足させ、 時間をかけて制度を検討することになりました。

委員会は来年3月迄に具体案をまとめ、最終的には来年5月の棋士総会にて可否を決定します。つきましては、当委員会では、ファンの皆様の意見をお聞きしたく、大変恐縮ではございますが、ご興味をお持ちの方は、アンケートにご協力頂ければ幸いです。なおアンケートの募集期間は、11月30日(水)迄とさせて頂きますので、ご了承下さい。

アンケート項目は、プロ入り制度を変えるべきかどうか、(変える場合)どのような制度がよいか、瀬川氏のプロ編入試験の感想、の3つです。それぞれ字数制限がありますので、アンケートに答える前にエディタなどで下書きしながら推敲することをおすすめします。私としてはもう少し長文を受け付けてくれてもよかったのではないかと思います。特に質問(2)では「具体案のある方は、詳しくお書き下さい」とあるのに、300字に制限されていては詳しく書けないという人も多いと思われます。

女流棋士会でも先日アンケートが行われましたが、日本将棋連盟でこのようなアンケートを行うのは過去にあったでしょうか。少なくとも最近はありませんでした。新しい試みを評価するとともに、結果をどのように活用していくか見守りたいと思います。

最後にこの委員会のメンバーをメモしておきます。脇八段以外は全員30代以下と、若い構成になっています。

森下卓九段、脇謙二八段、行方尚史七段、畠山鎮六段、杉本昌隆六段、飯塚祐紀六段、中座真五段、上野裕和四段、片上大輔四段」