瀬川晶司四段の免状授与式

本日、瀬川晶司四段に四段の免状が授与されました。プロ入りの日付はプロ編入試験に合格した11月6日ですが、免状の授与はそれよりも後という扱いになっています。

瀬川四段は今年7月から編入試験六番勝負を戦い、今月6日の第5局で規定の3勝目を挙げて、同日付でプロ棋士資格を獲得した。現在も横浜市の企業に勤めているが、年度内は会社員のまま棋士との兼業を許可する“特例”が会社から認められているという。

式典には20社以上のメディアが取材に訪れ、会場に入りきれなかったため、米長邦雄日本将棋連盟会長が「夙(つと)に将棋に丹念にして研鑽(けんさん)を積み」で始まる、作家瀧井孝作の格調高い文面を、新聞とテレビ用に2回に分けて読み上げる異例の対応をした。

なお、11月7日に渡辺明竜王が八段昇段へでお伝えしたとおり、11月17日に八段へ昇段した渡辺明竜王へも新たな免状が授与されました(渡辺明ブログ:竜王戦七番勝負第3局対木村七段戦。)。昇段しても肩書が変わらないということもあってかそれほど注目されていませんが、そういう昇段をできる棋士はほんの一握りですからすごいことですね。現在進行中の竜王戦七番勝負(現時点で渡辺竜王の3勝0敗)に勝つと、再び昇段して九段になります。その昇段日付がどうなるかはよく知りませんが、原則として昇段は1年に1度だけなので1年後ということになるのでしょうか。

それとは関係ありませんが、瀬川晶司四段は11月27日に東京競馬場で行われるレースの表彰式プレゼンターとして登場するそうです。10月には将棋フェスティバルin東京競馬場がありましたし、競馬と将棋はファン層が近いのかもしれません。

JRA東京競馬場では11月27日(日)のジャパンカップ当日、先日行われたプロ棋士(将棋)への特例編入試験に見事合格し、11月6日付けでプロ棋士になられました瀬川晶司(せがわ しょうじ)新四段に、東京競馬第8レース・ウェルカムステークス競走(14:00発走)の表彰式プレゼンターとしてご登場いただきます。

なお、同表彰式では竹部さゆり女流三段および古河彩子女流二段のお二方にもプレゼンターをお務めいただきます。