奨励会三段リーグ 稲葉・糸谷がマジック1

奨励会三段リーグは3月9日に最終節の2戦が行われます。それに先だって現在の状況をまとめておきます。

上位者は次のようになっています。(上位2名は四段へ昇段。「☆」は次点経験者を示す。)

2位に入る可能性がある三段はすでに3名に絞られています。このうち、稲葉三段と糸谷三段はあと1勝でプロ入り決定。この2名のどちらかが最終節で連敗し、中村太地三段が連勝すると中村三段が逆転でプロ入りとなります。(ただし、糸谷三段は最悪でも次点なのでフリークラス入りの権利は確保しています。その権利を行使するかは別ですが。)

中村三段が連勝できず、佐藤天彦三段が連勝すると佐藤三段が次点です。そうなるとフリークラス入りの機会が再び訪れることになりますが、どう決断するのか注目されることになります。

それから、26歳以上は10勝以上しないと退会という規定に関係あるのが、津山慎悟三段(9勝7敗)・水津隆義三段(8勝8敗)・菊池隆三段(8勝8敗)。こちらも緊張感ある戦いになりそうです。(殿岡裕里三段は27歳ですが、まだ三段リーグ2期目のため、計5期までは無条件に三段リーグ参加が認められる規定によりあと3期のチャンスがあるそうです。知りませんでした。)