東大で囲碁の教育への活用研究開始

囲碁の教育への活用を目指す研究部門を、東京大教養学部が今月開設した。囲碁を習うと創造性や集中力が高まるなど教育的な効果があるとされるが、脳科学や心理学を通してその効果を検証する。日本棋院日能研から5400万円の寄付を受け、3年間研究する。日本の囲碁人口は長期的には減少傾向にあり、日本棋院は「(研究で)教養教育の一層の充実と、我が国が誇る囲碁文化の継承と発展が可能になる」と期待を寄せている。

開設されたのは「教養教育への囲碁の活用研究部門」で、脳科学や心理学などを専門とする東大大学院の研究者らがスタッフを兼務する。

教育効果については、囲碁の入門講座を初心者の学生に受講してもらい、上達の過程で認知能力や問題解決能力が向上するかどうかを検証する。対局中のプロ棋士の脳波、脳内の血液の流れも測定し、その変化やアマチュアとの違いも探る。

2005年10月13日に紹介した東大の囲碁の授業が好評だったことから、日能研の資金援助も受けてこのようなプロジェクトがスタートしたようですね。具体的にどのような計画があるのかまだよくわかりませんが、多方面の研究を行うようです。脳の研究は将棋でも計画されているようですが、それ以外の部分でどのように違うことをやるつもりなのか注目しています。東京大学のサイトでは関連情報は見つかりませんでした。