世界チャンピオンがコンピュータ相手に大ポカ

11月27日に世界チャンピオン対コンピュータの対決 第1戦は引き分けという話題を紹介しましたが、その後27日に行われた第2戦で世界チャンピオンのクラムニクが考えられない大ポカで星を落とすという衝撃的な出来事がありました。

黒番のKramnikにとってやや優勢な局面ながら結局は引き分けになるかと思われた黒の34手目(将棋風に言えば68手目)、クイーンを動かした手が自分のキングに対する1手詰を見落とした大悪手でした。相手のコンピュータ「ディープ・フリッツ」はもちろん冷静に?チェックメイトして勝ち。考えられない波乱です。

1手詰の見落としというと羽生のとん死を思い出しますね(将棋ニュースプラス8月25日号の「世紀の珍プレー」で解説が見られます)。しかし舞台がそれよりも大きい分だけ、衝撃も大きい感じがします。

なお、第3戦は29日に行われ、結果は引き分けでした。