日本棋院が「囲碁マンガ原作大賞」を創設

このたび、日本棋院と(株)囲碁将棋ライフは、「囲碁マンガ原作大賞」を創設しその原稿募集を6月から開始することを決定しました。これは、以下によりマンガの原作を幅広く募集するものです。

グランプリ1点には賞金100万円、佳作2点には20万円ずつが贈呈されるそうです。「グランプリ作品は加筆修正のうえ、マンガ化を予定」とのことですが、どこに掲載するつもりなんでしょうね。囲碁雑誌なのか一般誌なのかで全く変わってきそうです。

将棋と比較しても囲碁を題材とするマンガは数少ないので、自らの手で企画を立てるというのは面白い試みだと思います。ただし、「ヒカルの碁」の再来を期待しているのだとしたら、マンガのヒット作を生み出すのは本職でも簡単なことではないので、よほどうまくやらないと尻すぼみで終わりそうな気がします。むしろ、囲碁に理解のある執筆者を発掘しましょうという方向性の方が期待できるかもしれません。