75手の煙詰

詰将棋で詰め上がりが3枚(玉含む)になるものを「煙詰」と呼びます。駒を受方に取らせるのに1枚あたり最低2手かかりますから、初期盤面で攻方の王を除く39枚がある煙詰の場合、理論上の最短手数は(39-3)x2+1 = 73手です。しかし実際に完全な詰将棋にしようと思うとそううまくはいかないので、73手は無理そうですね。

そこで最短を究めたのが新ヶ江幸弘氏の「伏龍」でした。発表時には79手で煙らせてしまい高い評価を得たのですが、詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!で今回発表された別案はなんと75手詰。驚きました。