「さいしょはグー!」

29日(土)にNHKBS2で放送された「バラエティー大逆転将棋2005」を見ました。「脳内対局十秒将棋」は普通に面白い将棋でさすがでした。全体のレビューは次のページをどうぞ。

個人的に注目していたのは米長邦雄永世棋聖対内藤國雄九段のはさみ将棋対決。このはさみ将棋では、一般的なルールと異なり、次のような特別ルールが採用されていました。こうしないと、後手が容易に引き分けに持ち込めるのでしょう。これでも、後手が引き分けにできるかもしれませんが。

  • 先に三枚取った方が勝ち。
  • 先手も後手も、はじめの3手は相手の二段目まで動かさなければならない。

結果は、対局前のじゃんけんで勝った米長永世棋聖が先手番となり、順当に勝ち。初代はさみ将棋名人となったそうです。どっちの普及ショー〜はさみ将棋と回り将棋の名人戦?!のアイディアの一端が実現した格好でしょうか。

ところで、はさみ将棋棋譜を再生できる棋譜再生ソフトってあるのでしょうか。日本将棋連盟はさみ将棋の進行例では、手数の分だけ盤面画像を作って対処していますが、これだと手間がかなりかかりそうです。

そのほかに意外と面白かったのは、珍局ということで様々な反則を紹介するコーナー。下記のページにそのリストが転載されています。豊川孝弘六段もそろそろいい加減にしてくれと言いたいところかもしれませんね(笑)。(実際にはこれ以外にも反則はたくさん起こっています。)

番組中では触れられませんでしたが、1999年泉-川上戦で連続王手の千日手が出現したというのもすごい話ですね。知りませんでした。