賭け将棋で停職6ヶ月

宮城県教委は23日、勤務先の仙台市内の県立高校で総額200万円以上を賭けて将棋をしたなどとして、ともに男性事務職員のA校務員(42)を停職6カ月、B校務員(30)を減給3カ月の懲戒処分とした。

総務課によると、2人は昨年6月ごろから同10月ごろまで、勤務時間外の午後8―10時に学校内の技師室で計8回、賭け将棋をした。A校務員が飛車角落ちで全勝し、総額208万円を得た。

2人は一昨年4月から同校で勤務。昨年3月、仙台市内の飲食店で、酒に酔ったA校務員が相手の胸をけって軽いけがをさせた上、仲裁した男性客にも暴行し、男性から30万円の示談金を求められた。A校務員はB校務員から借りて示談金を支払った。最初の賭け将棋はその借金を解消しようと持ち掛けたという。

そういう風に暴力を振るう人に対して「先輩が怖くて断れなかった」というのはわからないでもないですが、いくらなんでも行きすぎですね。将棋の実力差はわかりませんが、二枚落ちで勝てないとわかっていても受けるしかなかったという感じだったのなら、たしかに恐喝まがいだと思います。普通の企業だったら停職6ヶ月では済まなかったでしょう。

こういう多額の賭け事は賭博罪にあたるのかと思っていましたが、警察に言っても立件されなかったということは大丈夫ということなんでしょうか。あるいは、1回数十万程度では多額ではないのでしょうか。