フォントのサイズは100%にしましょう

文字の小さなページをIEで見るときにいちいち文字サイズを「大」にしなければならないという話。言うまでもなく、閲覧者がそのような負担を強いられることは好ましくありません。

まず基本的な認識として、自分にとって最適な文字サイズは自分が決められるようになっていなければなりません。ページを作成する人にとってちょうどよく見えるからといって、それが他の人にとってもちょうどよいとは限らないわけです。むしろ、ちょうどよい文字サイズは人によってまちまちであると考える必要があります。

IEの場合は「表示」→「文字のサイズ」で自分の環境にあった標準的な文字サイズを設定することができます。このように設定すれば、どのページも同じような文字サイズで表示されるようになっていることが理想です。ところが、世の中にはそのような設定を無視した文字サイズをページ作成者側で指定したり、わざわざ「そのちょうどいいサイズよりも小さめ」という設定をしたりしているページが数多くあります。

いわゆるブログの場合は、記事を書いている人は提供されたスタイルを利用しているだけで、わざわざ文字を小さくしているという自覚のない場合が多いかもしれません。そのようなときに文字サイズを能動的に変更できるかどうかはサービスによって違うと思われるので、一概には何とも言えません。(はてなダイアリーなら可能ですが)

もしスタイルシートが使えるなら「font-size: 100%;」と設定しておけば大丈夫です。「100%」というのは指定された標準的なサイズを変更しないという意味になります。(「medium」とか「1em」も同じような意味ですが、IEのバグがあったりして微妙に違うことがあるのでおすすめは「100%」です。)

この問題に関しては下記のページがよくリンクされるところでしょうか。

ここまではページ作成者向けの情報でしたが、閲覧者の立場で文字サイズの違いに悩まされている場合は、IEなら「インターネット オプション」→(上のタブの)「全般」→(下側の)「ユーザー補助」→「Webページで指定されたフォントサイズを使用しない」にチェックを付ければ、どのページも同じサイズで見えるようになります。ただし、こうすると当然ページ作成者の思ったような見た目は再現されませんので、ページの作り方がうまくないところではかえって読みにくくなる可能性もあります。(いわゆるブログならたいてい大丈夫だとは思いますが。)