第2回アンチキルケばか詰作品展解答
12名が5手詰のアンチキルケばか詰を作った作品展の結果発表がありました。好評をいただいてありがとうございます。
山田嘉則氏のばか詰7手は知りませんでした。たしかに同じ構想ですね。私がはじめに想定していたのは、若島正氏の『華麗な詰将棋』作品III-1(攻方:3一馬、5一龍、持駒:香、受方:1一玉、2五龍、3三馬)でした(同様の作品はほかにもあるようですが)。これと同じことをして、もう少し大きく動かしたかったということです。
王手の数は多いわりに限定になりそうな手順はそんなにないのではないかと思っていたのですが、思ったより作意が見つけにくかったようで、その点は成功でした。見た目ほど余詰筋は多くなく、3四や5四の香は歩でも余詰が生じません。
余詰防ぎの駒をどう配置するかはかなり悩んだところで、一度は下で決定しようかとも考えました。結局は解析局面数の多さで選んだのですけれども、余詰筋はこちらの方が多かったかもしれません。
アンチキルケばか詰 5手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
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・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 飛 ・
一
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二
・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・
三
・ ・ ・ ・v金 ・v桂 馬 ・
四
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
五
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・
六
・ ・ ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・
七
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
八
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香
九
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先手の持駒:飛