女流棋戦の持将棋

12月8日に行われた女流王位戦予選1回戦の大庭美樹女流初段対坂東香菜子女流2級の対局で持将棋が発生しました。

9日に配信された日本将棋連盟デジタルショップSHOGIメールマガジン第344号によると、女流棋戦での持将棋は非常に珍しいそうです。

さて本題ですが、昨日の女流王位戦の予選で、持将棋が発生しました。女流棋戦での持将棋は極めて珍しく、私の記憶している限りでは、今世紀に入って初めてかと思います。

夕方、持将棋が成立して対局者が一度、事務室に下りてきたのですが、片方の棋士が、「27点法と間違えていた」と言っていました。確かに、アマチュアの大会や道場ではほとんどが27点法です。

それでお金をもらっているのですからルールを熟知していないのはどうかというのは正論ですが、それほど珍しい現象ならば知識がなくても仕方ないのかもしれませんね。これで次からは大丈夫でしょう。

ところで、この将棋の棋譜を見たい、そのためにはいくらかのお金を払ってもいいとおもったとして、何か方法があるのでしょうか。こういう棋譜まで見られるようになっていてほしいというのが、将棋ファンとしての願いです。