1205手詰「新桃花源」解答発表

12月1日発行の詰将棋パラダイスで、8月号で特別出題された「新桃花源」(添川公司氏作)の解答発表がありました。この作品は1205手詰と史上2位の長手数となっています。(なお、この作品の元になった「桃花源」を含め、これまでの長編作品は詰将棋おもちゃ箱超長編作品リストでご覧になれます。)

ご存じの方が多いと思いますが、史上1位の長手数作は1525手詰の「ミクロコスモス」(橋本孝治氏作)。この出題が1986年でしたから、それから20年もの間、1000手を越える作品が現れなかったわけです。それだけでも添川氏の「新桃花源」がどれほどの作品かがわかろうというものです。

今月号では橋本孝治氏が14ページにわたる解説を担当しています。この作品の肝である「1/2手馬鋸」の機構を、過去の作品に触れながらわかりやすく説明されていますので、興味ある方はぜひ読んでみて下さい。さらに解説の後には6ページにわたって「記念座談会」が収録されており、この作品ができた過程や今後の長編詰将棋の可能性など興味深い話題が並んでいます。