はてなダイアリーがコメントにCAPTCHAを導入

3月1日より、スパム対策としてはてなダイアリーのコメント機能にCAPTCHAが導入されました。これはコメントの際に文字がゆがんだ形で書かれた画像を見て、その文字を専用の欄に記入することである種の認証を行おうというものです。コメントの文章を書く欄の下側に画像および入力欄が表示されている場合は、入力を行わないとコメントが受け付けられません。

この機能は、自動的に宣伝などのコメントを記入していくプログラムに対抗して、人間でしか見えないようなノイズのある文字画像を読ませることにより、人間であることを証明してもらおうという発想に基づいています。しかし、画像を見なければならないということは、画像を見られない環境にある人は必然的にコメントできなくなることを意味します。私はコメントの制限は可能な限りなくしたいと思っていますので、このような機能はできるならなくしたいと考えています。このような問題提起は、何年も前から繰り返しいわれてきました。

上の記事では目の見えない人に対する制限が問題とされているように読める部分もありますが、画像が見られない環境とはそれだけではないという点は全体を読んでいただければご理解いただけるかと思います。

はてなダイアリーでスパム対策が必要になっていることは理解していますが、そのためにそのような制限を設けることが適切なのかどうかは個人的には疑問を感じています。スパムを制限しない設定にすれば、はてなダイアリーでもCAPTCHAを使わなくてすむので、そうしようかとも考えています。

ただ、現在はスパムが来たときに迅速な対処ができない状況ですので、当面は今のままとしながら様子を見てスパムの設定を変更してみたりしようと思っています。ゲストコメントではなく、はてなユーザがログインしてのコメントであればCAPTCHAによる制限はありませんので、可能でしたらそちらをご利用下さればと思います。