「攻方最短」という誤解

詰将棋のルールを記述するとき、思わず次のように書いてしまうことがあります。

攻め方は王手の連続で攻め、最短手順で玉を詰まさなければならず、逆に玉方は、最長手順になるように逃げなければならない。

上の記述のうち「最短手順で玉を詰まさなければならず」とあるのは誤りとも言えそうな微妙な表現です。その理由はリンク先をご覧下さい。

このような誤解が生じる原因をなくす意味で、TETSUさんは2つの案を提示されています。

A案(現行ルールを守る)
全詰連で簡潔でどこでも使えるルールを制定し、それを各方面に働きかけて普及させる
B案(ルールを変える)
「攻方最短」をルールにしてしまう。

B案というのは、チェスプロブレムのルールに近いものということになるのでしょうか。どうやっても詰みそうな中から最短手順を見つけて下さいということになると、今の詰将棋とはだいぶ違ってくるような気がします。フェアリー的には面白そうですが。