トリビアの泉、大局将棋は77へぇ

5月13日にお伝えしたとおり、本日トリビアの泉大局将棋が紹介されました。大局将棋について知りたい方は大局将棋リンク集を参照いただくとして、ここでは番組の模様をお伝えします。

「将棋には(間)804枚の駒を使うものがある」

「へぇへぇー」ということで42へぇまで入る。タモリ「(確認するように)知らない」

「こちらが確認のVTRです。」

「将棋の歴史に詳しい大阪商業大学の谷岡学長はこう語る。」

谷岡学長「はい、確かに、将棋で209種類、合計804枚の駒を使うものがあります。それは江戸時代に考案された大局将棋と呼ばれる将棋です。」

(駒の配置などを記した古文書の紹介)

「確かに、合計804枚の駒を使う将棋があった。」
(CMが入る)
「せっかくなのでプロの棋士の方に804枚の将棋をやって頂いた。」

(「伊藤博文プロ六段」と「安用寺孝功プロ四段」の登場。盤の実物を目の前にして苦笑いする二人。カメラが引いて盤駒が映る。)

伊藤博文六段「いやー、これが、有名な」と嘆息。(たてよこ1.5メートルの盤。)(スタジオから大きな笑い声「なにこれー」)

「これが古文書を元に忠実に再現した、804枚の駒を使う大局将棋である。」

(午前10時、互いに一礼して対局開始。先手は安用寺四段。大木「これはきついですね。」)
(用意されたルールブックを見ながら指す二人。糸井重里?「めんどくさいなぁ、こりゃ。」)
(苦労しながら指し続ける二人。盤の相手側に駒を進めるときは立ちあがって盤の脇を歩く必要がある。)
(早送りとなり、猛スピードで指し続ける二人。外がすっかり暗くなったところで夕食のお膳が運ばれてくる。)

「食事を摂りながら続けるものの、一日では終わらなかった。」MEGUMI?「うわぁ」
「2日目、試合再開。さらに一進一退の攻防が続く。」

(さらに猛スピードで指す二人。外が暗くなってきて、駒台に乗り切らずこぼれ落ちる駒。入浴する二人。)

「2日目も勝負は付かず。」

(3日目、さらに指し続ける二人。駒数が減っているのが一目でわかるようになる。)

「盤上の駒も少なくなり」
伊藤六段「四天王で、初王手ですから」

「開始から26時間、初王手。勝負も終盤に。」
(後ろには旅館のスタッフらしき人々が十数名眺めている。)
安用寺四段「(笑みを見せながら)よっし。(身を乗り出しながら駒音高く指して)王手!」
「今度は安用寺プロの王手。」
伊藤六段「(一礼して)負けました。」安用寺四段「あぁー、終わったー」
「合計3805手、32時間41分にて終了。」
安用寺四段「もう、二度とやりたくないですね。」
伊藤六段「負けて悔しさはないですね。」

「時間がある方はぜひ一度お試し下さい。」

秋吉久美子「(20へぇまで押して)かっこいいです。やりたい!」
八嶋「3日間かかりますけれども(笑)。」

(補足トリビア

高橋「まあね、駒の数が多いとね、中には使えない駒も混ざってるもんですよ。それが、私です。」

「将棋には804枚の駒を使うものがある。77へぇ」

ところで、棋譜を取っていた女性は誰でしょうか。指すよりも大変な仕事だと思いました。

5月21日追記:ある棋士の日常5月21日付(の一番下)によると、

そのことを安用寺四段に聞いてみたら「ずうっとすわり続けて、手数を数えておられましたよ。声優さんらしいです」とのこと。

だそうです。手数を数えていたということは、棋譜はとっていなかったのでしょうか。このあと大局将棋が指されることは今後永久にないかもしれないので、きちんと記録を残しておいてほしいです。