「北島マヤは坂田三吉」

週刊朝日5月27日号を読んでいて初めて知ったのですが、美内すずえ作『ガラスの仮面』の主人公の北島マヤのモデルは「王将」の坂田三吉だったんですね*1。かなり意表を突かれました。Google 検索: "北島マヤ" "坂田三吉"で調べてみると、以前から知られていた話のようです。

美内
好きでよく見てたのは、東映の勧善懲悪の美剣士シリーズ。ところが、10歳のときに、白黒の映画で「王将」を見たんですよ。浪速の天才的な将棋指しで、坂田三吉という人をとりあげた。
村田英雄さんが歌った「♪吹〜け〜ば飛ぶよ〜な」ですね。
美内
そうです、そうです。その坂田三吉をモデルにした映画で、三國連太郎さんが主役で、いままで見てた美剣士シリーズとは全然違うなと思いながら見てたんですね。薄汚い将棋指しのおっちゃんの話で、こんな人がいるんやな、と子供ごごろに不思議に思って、ずっとひっかかっていたんです。そして『ガラスの仮面』の連載を始める前に、それまでは外国少女ものが少女マンガの主流だったんですけど、日本を舞台にした日本の女の子の話を描こうと思ったんですね。それが坂田三吉の女の子版。

*1:阪田三吉」の表記も多いですが、ここでは原文表記に従っておきます。